慶應義塾の思い出

この1年、とりわけ甲子園夏の大会で塾高が優勝してから、フェイスブックには「慶應義塾大学のともだち」なるグループが出現し、活発に寄稿されている。

塾員には神宮での早慶戦の想い出や、ゼミ・研究室、あるいは部活等で培った友情や真剣勝負で交流した経験が懐かしく想い出される。

筆者自身も、第一志望の大学を落ちて、塾工学部に進学し、一年間の敗北感落胆のあと、山口先生という当時理化学研究所から塾工学部の専任講師になられた大先輩に、個人レッスンを受け、友人8人で自主輪講会を作り山口先生が指導してくださった経験が一生の宝になっている。

他方、貧乏だったので小金井寮に入れてもらい修士1年を終えるまで4年間過ごした経験も、人間修行として人生これ抜きには語れないものになった。

すなわち、慶應義塾は、これなしに自分の人生を語れない修行の場であった。

折しも、大和市に引っ越してそろそろ50年、地元大和三田会は、いろんな経験を積んできた同窓生の会。ひとり一人の人生を語り合うのは楽しい。

へぇー、凄い!悲惨だったねぇ!等々、塾員同士でしか語り合えないだろう。大和三田会も貴重な人生の場の一つである。